EC分野のCMSについて
3つ前の記事でも少し触れましたが、ことECの分野においては、近年は「Shopify」の利用数が国内外共に大きく伸びております。
shopifyは「Saas」型のサービスです。元々がカナダで開発されたサービスということもあってか、日本の商習慣では少々使い辛い面もあります(例えば、デフォルトの機能のままですと熨斗(のし)に対応しておりません)。熨斗(のし)の様にshopifyの基本機能で利用できない機能については、Shopifyに「アプリ」を追加することで対応可能になります。
この辺りの機能については、国内で開発された「EC-CUBE」や、「Makeshop」等の方が優れていますね。
EC-CUBEは、月商1000万円以上で利用されているカートシステム利用数において、No.1を獲得していますが、国内のEC分野のCMSで、最も利用者数が多いのはGMOペパボが運営する「カラーミーショップ」です(カラーミーショップはCMS全体の中で1.9%のシェアなのに対し、EC-CUBEはCMS全体の中で1.5%のシェアです)。
EC-CUBEは、他のSaaS型やASP型とは異なるため、開発費が嵩むのがネックではありますが、大手通販サイト(例えばドン・キホーテ等)での利用実績もあります。モール型ではないため、集客は自らで行わなければなりませんが、これは他のSaaS型やASP型のECサイト構築サービスでも同じであり、EC-CUBEの欠点とは言えないでしょう。
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