コンテンツ制作の流れ、作り方のポイント
コンテンツ制作の流れ、作り方のポイント
自社サイト、オウンドメディアを運営するにあたっては、コンテンツ制作をどうするかということが切実な問題です。
コンテンツがなければWEBで集客をすることは難しいです。
検索エンジン経由で集客を行いたいのであれば、コンテンツは必須です。
SNS経由で集客をしようという場合も、Webサイトやブログを作成して流入を狙うコンテンツは必要でしょう。
コンテンツマーケティングを行っていくのであれば、いかに良質な記事を制作してサイトに投下していくかが最重要、といって良いでしょう。
そんなコンテンツ制作にこれから取り組まれる方、もっと上手く制作の流れを作りたい、といった方向けにコンテンツ制作について簡単にまとめてみました。
自社でコンテンツ制作に取り組まれるにしろ、外注に出すにしろ、
「コンテンツ制作の流れ、作り方のポイント」
は抑えておかれることをおすすめいたします。
本記事で、少しでも参考になる部分がありましたら幸いです。
コンテンツとは
コンテンツ制作の流れについて見ていく前に、
コンテンツとは何か
ということを再確認しておきましょう。
コンテンツというと、テキスト(文章)をイメージされる方が多いのではと思います。
実際、多くのWebサイトの主コンテンツは、テキスト(文章)です。
ただ、それだけではありません。
・画像
・動画
・音声
・ホワイトペーパー
・レビュー
・SNS
などもコンテンツとなります。
つまり、Webに存在する情報のほとんどはコンテンツとなります。
そしてコンテンツが無ければ、Webサイトで集客を行うことはできませんね。
コンテンツマーケティングを行うには、上記のようなコンテンツをどう制作していくかが、非常に重要になってきます。
さらには、訪問者に需要のあるコンテンツを掲載することが、重要となります。
コンテンツ制作の流れ
コンテンツ制作をする際、流れに沿って作業を進めていくようにしましょう。
そうすることで、スムーズに制作を進めていくことができます。
まずはコンテンツの目的を明確にするところからスタートしましょう。
コンテンツの目的を明確にする
コンテンツをどういう目的で制作するのかを、まずは明確にしましょう。
コンテンツ1つ1つに役割を持たせることが大切です。
・集客のためのコンテンツ
・購買に繋げるためのコンテンツ
・ブランドイメージ向上のためのコンテンツ
などです。
「●●とは」
で調べているユーザーに購買を促すのは難しいです。
購買に近いユーザーを集めるには、違うキーワードで攻める必要があります。
全ての役割を1つのコンテンツで満たすのは難しいため、あらかじめ制作するコンテンツの目的を明らかにしておきましょう。
ペルソナの作成
コンテンツを作る際、ペルソナを作成しておくことが大切です。
理想の顧客増を作り、コンテンツ制作を行うことで方向性のブレを抑えることができます。
これから作るコンテンツは、
「誰に何を伝えるために作るのか」
といったことを明確にして、ディレクター、ライターなどがしっかりと共有することが必要です。
ペルソナを決めておかなかったり、曖昧にしてコンテンツ制作を進めてしまうと、期待した記事にならない可能性が高くなってしまいます。
そうすると、コンテンツ書き直し、作り直しなどの手戻りが発生しやすくなります。
記事のやり直しは工数を大きく膨らませる原因となりますので、避けたいところですね。
キーワードの選定
記事の制作にあたり、キーワードの選定も重要です。
ユーザーのニーズがあるキーワードを選ばなくては、アクセスを得られません。
の記事中にある、SEOライティングの準備のところでキーワード選定についても触れていますが、
「検索意図」
を考えてキーワードのリサーチを進めていきましょう。
・ユーザー向け
・検索エンジン向け
で考えることが大切です。
キーワード選定の際、重要となるのが「需要があるキーワードを選ぶ」ことです。
ユーザーが検索しないキーワードで記事を作ってしまったとしたら、読まれない記事になる可能性が高くなってしまいます。
そのためには、キーワードの検索ボリュームが大きいものを選ぶことも重要になってきますね。
ただし、ビッグキーワードといわれるキーワードを狙う場合、自社サイトが既に上位に出ているサイトと戦えるのかを考える必要が出てきます。
検索ボリュームを調べるツール
検索ボリュームを調べるツールとしては、以下などがあります。
Google広告のツールの一つとなります。
そのため、使用するにはGoogle広告に登録する必要があります。
注意点としては、広告を出稿しなくてもキーワードのボリュームを知ることはできますが、曖昧な数字での表示となるということです。
具体的な検索ボリュームを知るには、広告を実際に出稿する必要があります。
無料で利用できる検索数予測ツールです。
任意のキーワードを一つだけ調査できる、など制約はありますが参考にすることができる便利なツールです。
コンテンツ制作の方法
実際にコンテンツを制作する方法としては、以下の2つが主な方法といえます。
・自社で制作する
・外部に発注する
それぞれにメリット・デメリットがありますので見ていきましょう。
費用対効果を考えて、コンテンツ制作に取り組む必要がありますね。
自社でコンテンツを制作する
「自社サイトで集客できるように、コンテンツを作るように」
「オウンドメディアを立ち上げるように」
といったことで指示を受けた場合。
自社でコンテンツ制作をできるかどうか、まずお考えになる担当者の方も多いと思います。
コンテンツの企画・制作、サイトの更新までできればコスト削減にもつながりますね。
自社商品やサービスに関連したコンテンツを作るのであれば、自社の人材が一番詳しいはずです。
そのため、オリジナルコンテンツを制作しやすいというメリットもあります。
開発秘話、商品やサービスへの想いなど含め、一次情報を得やすいのは大きなメリットです。
しかし、デメリットもあります。
Webコンテンツの制作をするにあたり、大抵の企業では、担当者が兼任になると思います。
兼任=時間がなくて進まない
といった感じになることが多いでしょうか。
他の業務は手放して良いから、コンテンツ制作に集中してくれ、といったことは滅多にないでしょう。
すると、コンテンツ制作が進まないのです。
リソース不足、というやつです。
予定していた時期が過ぎても、コンテンツが完成しない・・・という事態に陥りやすいのが、自社でコンテンツ制作をするケースです。
また、自社内にコンテンツ制作ができる人材がいなければ、教育から始める必要もあるでしょう。
そうした時間・教育コストも負担となってしまいます。
コンテンツ制作を外注する
対して、コンテンツ制作を外注するケースです。
外注先としては、コンテンツ制作に特化した会社もありますし、フリーランスでもコンテンツ制作を行っている人もいます。
そうしたところが発注の候補となってきます。
それぞれの外注先で得意なジャンルがありますので、コンテンツのテーマによって外注先を選ばれると良いでしょう。
取材が必要であれば、取材も対応可の外注先を選ぶことも可能です。
対応可能な領域も様々となっています。
外注する場合についても、メリット・デメリットを抑えていきましょう。
メリットしては、コンテンツ制作を行っている外注業者は、制作に関してのノウハウを持っているので、制作スピードが早いです。
また納期を設定しますから、基本的には予定通りに納品してもらい、コンテンツを公開できます。
SEOの知識も持っている業者も多いことから、SEO対策が施された記事の納品も期待できます。
今だと動画コンテンツも制作できる業者も増えてきましたよね。
自社で動画を作るノウハウが無くても、外注すれば大丈夫です。
そして外注する場合、社内の担当者もコンテンツ制作に大きく時間を取られることがありませんから、他の業務を行うことが可能です。
兼任でもコンテンツ制作を進めやすいということになります。
デメリットとしては、意図した内容と違うコンテンツが納品される可能性がある、ということです。
また、納品物が期待した質よりも低い可能性もあります。
これらがコンテンツ制作を外注する際の大きなデメリットといえます。
そして外注業者によって得意分野が異なることも要注意です。
外注業者にコンテンツ制作を依頼する場合、コストが高くなりることもデメリットでしょう。
依頼する内容、コンテンツ数などにもよりますが、数十万円~数百万円といった予算を見る必要があります。
動画コンテンツだと、クオリティの高いものになると数百万円といった金額になります。
かけた費用に見合うだけの効果が得られるのかどうか、冷静に考える必要はあるでしょう。
コンテンツ制作(外注)に失敗する例
ありがちなコンテンツ制作に失敗する例をご紹介します。
検索キーワードだけ外注業者に渡して、良い記事を期待してしまう
コンテンツ制作を外注する際、上位を狙いたいキーワードを渡して、それで質の良い記事が納品されることを期待するケースです。
質の良いとは、上位表示されるコンテンツ、意図に合ったコンテンツ内容といったことなどを指します。
発注者が納得できるコンテンツが出来上がるためには、外注先の担当者とコミュニケーションを取れることが重要になってきます。
そのため、しっかりした制作会社は担当ディレクターが付いて、コンテンツの意図などを把握するためにヒアリングを行ってくれるでしょう。
可能であれば、自社で記事のアウトラインまで作ると、より意図したコンテンツになりやすいです。
注意点としては、コミュニケーションが取れるようなやり取りができる外注先は、それなりの料金となってくるということです。
コストを抑えた場合、金額が安い外注業者もあります。
キーワードだけを渡して納品を待つ、といったケースも少なくありません。
しかし、この場合は質の良い記事はあまり期待できないでしょう。
(サイトの目的によっては、質よりも記事数が重要な場合もあると思いますので、そうした場合は良いかもしれません)
どういった外注先を選べばいいのか、しっかりと内容、料金、サポート内容などを比較・検討することが大切です。
大変ですが、コンテンツ制作のメリットは大きいです
自社でコンテンツ制作をする場合、外注業者(フリーランス含め)にコンテンツ制作を依頼する場合、いずれもメリット・デメリットがありますので、自社のリソースを含めて、費用対効果を考えて方法を選ぶ必要があります。
コンテンツをコツコツと作り上げて、サイトを育てていくのは、想像以上に大変です。
アクセスが実際に伸びてくるには、時間も必要です。
しかし、コンテンツは資産として蓄積されていきますから、将来的には長く売り上げや企業イメージの向上に寄与してくれる可能性が高いです。
コンテンツ制作は、取り組む価値は十分にあります。
コンテンツ制作を外注した時の相場
動画コンテンツの重要性も増していますが、引き続き、文字コンテンツは重要です。
検索エンジンで安定して上位表示できれば、売上の見通しも立てやすいのです。
しかし、コンテンツ制作で一番大変なのはライターの確保です。
分かっているけれど、社内ではコンテンツ制作を担当できるスタッフが確保できない・・・
現在のコンテンツ制作は、残念ながら片手間でできるほど簡単ではありません。
テキスト主体のコンテンツであれば、SEOライティングの知識も必要ですし、動画コンテンツであれば動画編集ツールの知識が必要になってきます。
コンテンツ制作のために担当者の業務を整理してあげる、といったことも必要でしょう。
専任でライターを雇うのもちょっと・・・といった場合。
それならコンテンツ制作(記事制作)を外注しよう、とお考えになる方も多いと思います。
そこでコンテンツ制作の料金相場をご紹介します。
コンテンツ制作の料金相場
月額10万円以下
記事制作であれば、月10万円前後を見る必要があります。
質はそこそこでしょう。
ピンキリです。
オウンドメディアのためのCMSなどは自社で用意をする必要がありますので、コストを抑えて記事が必要な場合などは選択肢かと思います。
月額10万円~30万円
記事制作に加えてアクセス解析を行いたい。
質の高い記事を制作したい場合の目安です。
月額30万円~50万円
CMS構築、投稿も含めて外注したい。
アクセス解析や分析支援などもお願いしたい、といった場合の相場となります。
当然ですが、発注する記事数、文字数などによって料金は上がっていきます。
初期費用
またこれらに加えて初期費用が必要です。
初期費用も発注先によって0円~100万円前後まで様々となります。
といったように、コンテンツ制作には思っている以上にお金がかかります。
そのため、社内でやるか、外注に出すかで悩んでしまい・・・結果としてストップしてしまう。
といったことにならないように、コンテンツ制作の方針、予算などは経営陣も一緒になって考える必要があるのではないでしょうか。
今のSEO対策はコンテンツ制作が肝
今のSEO対策は、小手先でどうこうできるような状況ではなくなっています。
(ドメインパワーの強いサイトに間借りするなんていう方法が今はトレンドですが)
コツコツと良質なコンテンツをサイトにアップして、検索エンジンに評価されるドメインに育てていくことが重要です。
その際は、ジャンルを特化することも重要です。
専門性の高いサイトであることを検索エンジンに評価してもらえるようになってくると、じわじわと各記事の順位も高くなり、アクセスも安定してくるでしょう。
コンテンツマーケティングは時間がかかります。
期待する成果が出るまで半年~1年、それ以上かかるケースもあります。
だからこそ、始めるのは早い方が良いのです。
効率のよいコンテンツ制作の体制作りが重要です
Webマーケティングで成果を得るには、コンテンツ制作が不可欠です。
だからこそ、体制作りを行い効果的なコンテンツ制作を進めていってください。
サイトの核となるコンテンツについては、自社で制作をすることをおすすめしています。
商品やサービスへの想いは、外注ライターには書けないからです。
どんな風にどんなコンテンツを制作すれば良いか、迷っている方も多いかもしれません。
弊社ではキーワード選定やコンテンツのアイデア出しなどもサポートさせていただくことが可能です。
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ディレクターチーム