SEO対策のやり方とは?上位表示に必要な対策方法
SEO対策のやり方とは?初心者でもできるSEO対策
SEO対策のやり方について、ご紹介します。
SEO対策(検索エンジン最適化)は成功すると安定してアクセスを稼ぐことができ、利益に大きく寄与してくれます。
それこそ、ビッグワードで1位を取れたら、想像を絶するような集客力、売上が現実となることもあります。
(半面、現実的にそうした状況になると、今後は順位が落ちたらどうしよう・・・といった不安に追われることにもなったりして、難しいですね)
昔はGoogleダンス、というものがありました。
それこそ1位から圏外、なんてことも起こることもあり、戦々恐々としたものでした。
しかし下位から一気に3位以内(時には1位)に上がることもあり、一発逆転も狙えましたから、それはそれで面白い時代でもありました。
今はそうした一発逆転ではなく、時間をかけて少しずつ上げていく必要があります。
この記事では「SEO対策のやり方」について、初心者でもできるSEO対策、ということでご紹介します。
これを抑えればSEO対策の基本は大丈夫、という内容となります。
企業サイトから個人ブロガーまで役立つ内容と思います。
SNSも利用者がどんどん増えていますが、サイト、ブログ記事が不要になることはありません。
重要な集客チャネルとして存在し続けるでしょう。
むしろ一周回って、検索エンジンの重要性が増すかもしれません。
SEOに成功すると、長期に渡り集客が可能となります。
ただしSEO対策を行うにしても、コンテンツが大切です。
まずはしっかりとコンテンツを作り、その上で多くのユーザーに見てもらえるようにSEO対策をする流れとなります。
本記事がご少しでも参考になりましたら、とても嬉しいです。
SEO対策はなぜ必要?
SEO対策を全く行わずにサイトを作ってしまうと、せっかく作ったコンテンツやサイト、ブログが人の目に触れないまま・・・となってしまう可能性があります。
「書くのが好き、それだけで満足!」
ということであればアクセスなんか気にしなくても良いかもしれませんが、サイトやブログは、目的(集客、売上)があって作る方がほとんどでしょう。
やっぱりアクセスはできる限り多く集めたいですよね。
超ロングテールなら、SEOを意識しなくても4語、5語で上位に出たりもしますが、アクセスはほぼありません・・・。
ですからロングテールを積み重ねる、というのは、あまりおすすめできません。
企業サイトであれば、1語、2語で上位表示を目指したいですよね。
人通りの多いキーワードで上位表示をすることが必要なんです。
お客さんにいかに自分の店に来てもらうか。
「うちのラーメンは本当に旨いんだよ。一度食べに来てくれれば分かってもらえるんだけど・・・」
と広告も出さず、集客の努力をせず、大通りから何本も外れた裏通りで頑張っていても、認知されなければ資金が続かず倒産するしかありません。
隠れた名店、として知られることを期待するのは運任せとなります。
ビジネスを不確実性な偶然、運に頼っていてはいけませんよね。
できる限り、再現性のある方法を選択したいものです。
あなたの存在を知らない人たちを、いかにお店に連れてくるか。
そのためには、人の目に触れるようにする必要があります。
その方法の一つが、SEO対策となります。
SEO対策のやり方
早速、SEO対策のやり方をご紹介します。
慣れるまでは大変かもしれませんが、いずれも重要な工程となります。
それでは、一つひとつ見ていきましょう。
キーワード選定
最初にすべきことは、SEO対策を行うページで、
「どんなキーワードで上位表示を狙うか」
を選定することです。
選定する際の基準としては、
・検索ボリュームが大きなキーワード
・2語、3語で成果が狙えそうなキーワード
がよいでしょう。
キーワードを選定する際に便利なツールが複数ありますので、後日、別記事にて詳しくご紹介します。
大切なのは、集客につながるキーワードを選定することです。
自社サイトの対象となるお客様、ユーザーをイメージしてキーワードをピックアップしていきましょう。
また最初は、ライバルサイトが強すぎず、比較的楽に上位表示できそうなキーワードを選んで対策していくことも大切です。
いきなりライバルサイトが強いキーワードを狙っても、上位表示ができず、アクセスが得られません。
アクセスも無く、成果も得られないとなると、心が折れてしまうかもしれません・・・
簡単なキーワードからSEO対策のスキルを徐々に上げていくことも重要です。
検索意図の分析
キーワードを決めたら、次はコンテンツ作り!といきたいところですが、その前にリサーチが必要です。
現在、重要なのが、
「検索意図」
の分析です。
選定したキーワードで実際に検索をしてみましょう。
実際に検索をしてみて、上位表示されているサイトのコンテンツを確認します。
例えば、「seo 上位表示」で調べてみたとします。
検索結果は以下となっています。
(2021年10月28日)
ご覧のように、検索意図は、
「上位表示の方法、やり方」
となります。
Googleが、そのキーワードで調べているユーザーに見せてあげたい検索意図をくみ取って、コンテンツを作る必要があります。
検索意図をくみ取りながら、そのキーワードで調べているユーザーは何を知りたいのか、といったことを深堀していきましょう。
それには、実際に上位表示しているサイトのコンテンツをチェックするのが一番です。
競合サイトの調査、比較
競合サイトの調査も大切なポイントとなります。
自分が上位表示を狙っているキーワードで、競合サイトがどんなコンテンツで上位表示しているかをチェックします。
1位から10位をチェックしましょう。
2ページは以降は見なくて良いと思います。
キーワードによりますが、2ページ目以降は検索意図が変わっていることがあります。
また、キーワードの難易度によっては、サイト全体の評価(ドメインへの評価)も上位表示に大きく影響してきます。
専門性が高く、ページ数も多い、被リンク数も多いドメインが上位を占めている場合には、SEO対策をしても上位に出すことは難しいかもしれません。
また上位を狙う場合には、基本的には上位サイトよりもコンテンツ量を増やすことが必要になります。
上位10サイトのコンテンツが平均5,000文字あるのに、2,000文字で戦おうとしても難しいです。
そうした調査を行うことも、大切です。
その上で競合サイトには無い、独自性のあるコンテンツも付け加えられると良いですね。
ただし独自コンテンツを加える場合も、検索意図に外れないことが大切です。
今のSEO対策は、検索意図がとても重要です。
記事タイトル、記事構成を考える
実際に記事を書き始める際、人それぞれ合った方法があるとは思うのですが、
・記事タイトル
・記事構成
を考えてから記事を書いた方が、コンテンツ内容が検索意図からズレにくくなりますし、途中で「何を書いたら良いんだろう・・・」と悩まずに済みます。
この記事も、
・記事タイトル
・記事構成
を先に作ってから、書いています。
タイトルタグ、hタグの活用がSEO対策では超重要!
「SEO対策で何が大切?」
と質問をすると、人によって答えが違うことがよくあります。
今のSEOは大切な要素が多くありますから、答えも人によって変わってきます。
キーワード選定、検索意図の調査がしっかりできている前提で、
「SEO対策で何が大切?」
と聞かれたら、タイトルタグ、hタグの活用がSEO対策では超重要!と答えます。
私は主に新規ドメインを運用しているのですが、
タイトルタグ、hタグにしっかりとキーワードを設定してあげることで、順位の上がり方が変わってきます。
特にタイトルタグ。
ここに検索意図が違うキーワードをいくつも設定してしまうと、順位が上がりにくいですし、むしろ順位が下がる原因となります。
基本的には、外部リンクに頼らない上位表示が望ましいと思っています。
そのためにはサイト内を最適化していくことが大切です。
タイトルタグ、hタグの最適化も内部対策の一環となります。
内部リンクの最適化
関連する記事同士を、内部リンクでつなぎます。
関連性の高い記事同士を内部リンクでつなぐことも大切です。
重要なページに多くの内部リンクが集まるようにしていきましょう。
リンクが集まるページは、重要なページとGoogleに認識してもらいやすくなります。
結果として、そのページは上位表示されやすくなります。
今はWordPressを使用してサイトを作るケースが多いですが、リンクがしっかりと張り巡らされることから、SEOに強い作りといわれることが多いです。
何もしなくても、ある程度は内部リンクが張り巡らされますが、そこから1歩進んで、自分の手で関連するページ同士を内部リンクでつなぐようにすることも効果的です。
ページスピードの改善
現在のGoogleは、ページスピードも重要視しています。
そのためページスピードを改善することで、SEO対策となります。
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
で調べることができます。
手をつけやすいところとしては、
・画像のサイズを圧縮する(必要に大きな画像を使わない)
・不要なプラグインを削除する(WordPressを使用している場合)
といったところでしょうか。
ページスピードの改善にもっと取り組みたい場合には、
「ページスピード 改善する方法」
「web スピード改善」
などで調べると色々と出てきますので、参考にされると良いでしょう。
正直なところ、ページスピードよりも、タイトルタグやhタグの活用、コンテンツを改善した方が順位は上がりやすいです。
初心者の方は、データサイズの大きな画像を使い過ぎない、といったことに注意されるだけで十分だと思います。
SEO対策で重要なタイトルタグ
SEO対策を考える上では、ページのタイトルは最重要と言って良いです。
タイトルタグは、そのページ内容を簡潔に表す内容で設定をすることが必要です。
あまり深く考えずにパパっと決めてしまったり、サイトタイトルがそのままページタイトルに設定されていては、もったいないです。
といったようにページタイトルでは、ページ内容を表しつつ検索結果でも上位を狙いたいキーワードにする必要があります。
できれば、検索上位を狙いたいキーワード、単語の並びにも気を遣いつつ設定したいところです。
当記事は、
といったようにタイトルタグを設定しています。
タイトルタグの文字数ですが、30文字前後をおすすめしています。
あまりに長いと省略されてしまいますし、短いとGoogleに変更されてしまう可能性も高くなるためです
SEO対策で避けた方が良いこと
SEO対策を色々と調べていると、
「外部リンクが効果的」
という情報を目にすることもあると思います。
実際、外部リンクは効果が高いです。
上手くリンクを貼れば、順位は上がります。
ドメイン自体も強くなります。
そのため、どうリンクを貰うか、といったことを追求している方もいます。
リンク販売の営業メールや営業電話をもらったことがある、という方もいるかもしれませんね。
しかし、効果があるからといって外部リンクを買うことには手は出さない方が良いです。
ペナルティを受けてしまう可能性があるからです。
(過去に私はペナルティでサイトをいくつも飛ばした経験があります。ブラックハットもいろいろと経験済です)
ペナルティを受けると、順位が大きく下がってしまう可能性があります。
正直、そこまでのリスクを冒す必要はありません。
内部施策をしっかりと行って、上位表示を目指すことをおすすめします。
少しずつ、順位を上げていきましょう。
SEO対策、初心者は基本を押さえて実践することが大切
SEO対策で調べていくと、様々な情報を目にすると思います。
この記事でご紹介した以外の情報も、たくさんあります。
SEO対策を追求していこうと思うと、もっとできる対策はあります。
でも、長年の経験からいって、この記事でご紹介した施策をすれば内部施策としては十分だと思っています。
あとは、画像のaltタグの設定もした方が良いですね。
そのくらいでしょうか。
テクニックを追求するよりは、コンテンツ作成に時間を使われることをおすすめします。
キーワード選定をしっかり選定し、
検索意図を分析する。
競合サイトの調査、比較をして勝てそうかどうか、判断する。
その後は、記事タイトル、記事構成を考えます。
記事タイトル、hタグの活用はとても重要ですから、できるだけキーワードを入れます。
hタグ全部にキーワードを入れる必要はありません。
あまりSEO寄りにすると、不自然です。
(まあ、上位表示を優先するならそれもアリかとは思います)
内部リンクも、関連する記事でリンクし合って最適化しましょう。
画像はデータサイズを大きすぎないように気を付ける。
altタグも設定しましょう。
altタグは長くても大丈夫ですが、キーワードの連呼は避けて下さい。
といったところでしょうか。
本当にこれで十分だと思います。
あまりテクニック、小手先の技術にとらわれずに、ユーザーにとって有益なコンテンツを作ることに是非、力を入れていただきたいと思います。
SEO対策のメリット・デメリット
SEO対策のメリット・デメリットについて最後に押さえておきましょう。
メリットをしっかりと理解しておくことで、SEO対策を継続していくモチベーションになると思います。
またデメリットも理解しておくことも大切です。
頑張ってSEO対策をしているのに、全然順位が上がってこないし、アクセスも増えない・・・といった場合。
何か原因があります。
SEO対策の専門家や知見を持っている人に相談することが必要かもしれません。
SEO対策のメリット1.自然検索からの流入が増える
SEO対策を行うことでGoogleからの評価が高まり、検索順位が上昇することで得られる大きなメリットは、自然検索からの流入が増えることです。
自社の売上、目的につながるキーワードを選定して上位に出すことができれば、多くの見込み客の流入につながります。
購買意欲の高いユーザーを効率よく集めることが可能となります。
SEO対策のメリット2.安定した集客につながる
一度上位表示に成功すれば、安定した集客をすることができます。
その後もずっと上位表示し続けられる、という保証はありませんが、近年は上位表示したサイトは長期間、安定した順位で表示される傾向にあります。
さらに上位表示を目指したり、順位を落とさないためにSEO対策の方法を定期的に見直すことが大切となってきます。
SEO対策のメリット3.広告費を削減することができる
SEO対策に成功し、自然検索からの流入が増えれば、長期的に考えて広告費を削減することができます。
上位表示したコンテンツは、運営者側が削除しなければ基本的にはWeb上に残り続けます。
安定した集客が可能ですから、その分の広告費を削減することも可能ですよね。
SEO対策は成果が出るまで時間が必要です。
自然検索からの流入が増えるまでの間、グーグル広告などを利用する企業も多いと思います。
予算や方針にもよりますが上位表示に成功した後は、広告費を削減する。
逆にSEOの成功で売り上げが増えることで、さらに広告費用をかけられる、とアクセルを踏むことも可能です。
このあたりは方針によって異なるかと思います。
SEO対策のデメリット1.成果が出るまで時間がかかる
SEO対策をする時に一番のデメリットといっても良いのが、成果が出るまでに時間がかかる、ということです。
特に、新規ドメインで始めた場合には、時間が必要です。
しっかりとした成果が出始めるまで、6ヵ月~1年など期間を見ておく必要があります。
最近の傾向として、新規ドメインの記事はインデックスされにくくなっています。
そのため、クローラー(※)に巡回してもらうための工夫も必要となってきます。
※クローラー ・・・ Webサイトの情報(HTMLや画像など)を集めて検索データベースを作る巡回プログラム
SEO対策のデメリット2.SEO対策に失敗する可能性がある
SEO対策をした場合でも、全く上位表示ができず、失敗する可能性があります。
・コンテンツ内容が検索意図とずれている
・文字数が足りていない
・同じような内容のコンテンツが多くなってしまっている(カニバリ)
などが挙げられるでしょうか。
また、SEO対策は自サイトだけではなく、競合サイトの存在もあります。
相対的にみて、ライバルサイトの方がSEO対策を頑張っており、効果が出ていたとしたら、自分のサイトは上位に出ることが難しくなります。
昔はSEO対策も単純でした。
長文だと上がりやすい、被リンクが多ければ上がる、といった具合です。
しかし、今は複雑化してきてしまっています。
そのため、なかなか自社でSEO対策をして成果が上がらない場合には、SEO業者などに相談することも必要かと思います。
SEO対策をしたら、検索順位の計測が大切
SEO対策を行うのであれば、その後の検索順位の計測も必要ですし、とても大切です。
SEO対策を施して、記事をアップしてすぐに1位を獲得!といったことは、よほどドメインが強くて内部施策が上手くはまり、キーワード選定が良い、などでなければ難しいです。
通常は、継続してSEO対策を行い、徐々に順位が上げていきます。
どういった施策を行って、順位がどうなったかを計測するには検索順位チェックツールを利用すると便利です。
検索順位チェックツール
Windowsを利用されている方は、定番のGRCがおすすめです。
Macユーザーの方は、Rank Trackerが良いでしょう。
どちらも有料になりますが、検索順位の計測には便利です。
SEO対策は時間がかかります。
本記事でご紹介したような内容を抑えてコンテンツを増やしていくことで、ドメイン自体が育っていき、様々なキーワードで上位表示をしやすくなっていくでしょう。
ユーザーにとって役立つコンテンツ、質の高いコンテンツを積み重ねていくことが大切です。
コツコツ、サイトを育てていきましょう。
SEO対策のやり方が分からない!などお困りの方へ
SEO対策はご紹介したように、重要なポイントだけに絞るとそんなにするべきことは多くはありません。
問題は、自社サイトだけが存在しているのではなく、ライバルサイトが常にいることです。
それも、検索キーワードによって様々な状態でライバルサイトがいます。
SEO対策に絶対が無いのは、相対的だからです。
実際にはライバルサイトもあり、SEO対策をしっかりやったはずなのに、
「思ったように順位が上がっていかない・・・」
「上がったのにすぐ順位が下がってしまった・・」
といったこともあります。
一度上位表示できたからといっても、今度は上位をキープすることが必要になってきます。
SEO対策では上位表示をキープすることも、大変なのです。
長期的な目線で、SEO対策やサイトのコンテンツ作成をしていく必要があります。
SEO対策やコンテンツ作りで困っている方、サイト作成について悩みがある方もぜひご相談ください。
Author of this article
ディレクターチーム